2009年9月23日水曜日

お彼岸と五目

「この辺では、ちらしとは言わずに五目っていうんだよ。
お彼岸やお盆、節句、お祝いのときに作ったんだ。」


彼岸の中日の昨日、いつも海苔の作業を教えてくれるおじさんが、包み紙を手に遊びに来てくださいました。

酢が控えめの優しい味わいです。
五目の具は、緑色に染めた干ぴょう、タケノコ、ハス、シイタケ、ニンジンでした。



もう一つの包み紙の中には、頭を垂れた稲穂です。
ご自宅のプランターで育てたそうです。

早速、窓口の横に飾らせていただくと、一気に秋の香りが漂ってきました。


海苔のおじさんたちは、雑談のように私たちにさまざまなお話を聞かせてくれます。
その会話の中には、常に季節の移ろいとともにあった仕事や生活が生き生きと詰まっています。

お盆が過ぎたら、ヨシ刈りに行く。
ヒガンバナが咲いたら、ヒビを立てる。
節句や彼岸になったら、五目を作る。
本門寺のお会式が過ぎたら、菜っ葉(小松菜)を植える。


そして、時にはお話だけでなく、こうしてものを携えて来てくださったり、手を取って作り方を教えてくださったりするのです。
地元の偉大な先生たちです。

(まこ)

2009年9月17日木曜日

アサクサノリ  ~竹ヒビの準備編~

いよいよ、冬場に向けて海苔生育の実験準備を

おこないます。

今日はその準備として“竹ヒビ”を

等間隔で植えていく下準備をおこないました。



でも本当にお元気なお2人です。


わたしたちも見習わねば!!




“竹ヒビ”とは海中で海苔を生長させる用具のひとつです。

古来、この大森の土地でもおこなっておりました。

現在では網ヒビを使って海苔養殖をおこなっています。


これが“八段線”の目印。  

(みどり色のリボンです。)

海苔が一番生育しやすい

水位(潮のタナ)を意味します。



えっ!!

あ、あさり と しじみ !?

潮干狩りもできちゃうんですね。




みんな満面の笑みです!!


これで元海苔生産者のご協力で


「ふるはま」での下準備がおわりました。



当時の海苔生産者の方々のご苦労が少しだけわかった瞬間でした。



次回はアサクサノリの作業は

日時:10月2日(金) 

時間:8:30~

作業内容: ①竹ヒビ建て作業   ②棒建て作業(網ヒビの支柱)


予定です。



ぜひ、お越しください。



(たかはし)

2009年9月16日水曜日

「海苔簀編み体験」


参加者全員が「海苔簀」を完成させることができました。

み~んな 大満足~!!

親子でのご参加が多く見られたこの日。

指導者である元海苔生産者の方々は



常に参加者目線の立場で





懇切丁寧かつ的確なアドバイスを



おこなっていただいた為、




参加者の方々から大変親近感を持たれ、


お互いに積極的な交流の場となりました。





「海苔簀編み体験」だけではなく、







「大森 海苔のふるさと館」の



次回のイベントにも参加したいとの


声が数多く聞かれました。


また今回、刈り取ったヨシはどのようにみなさん(参加者の方々)のお手元に届いたのか!?

実際、今年8月3日のヨシ刈り作業の様子を参加者の方々と

ご一緒にスライドを見ながら指導者である元海苔生産者の方々の

リアルな説明を交えることで、より一層当時の指導者(元海苔生産者)の方々の

ご苦労が偲ばれた。


みんな息をのんで見入っていました。


わたしたち職員も大変勉強なった一日でした。。。


(たかはし)

2009年9月6日日曜日

サポーター「はまどの会」

今年6月から、サポーター「はまどの会」の活動が始まりました。

サポーター「はまどの会」は、のりかんをフィールドに、海苔や自然環境、地域の歴史や文化などを、体験しながら学ぶことができます。
そして、そこで得た知識や経験を、館の催しのサポートという形で活かして貰っています。

ちなみに「はまど」とは、大森地域の言葉で「浜で仕事をする人」、つまり海苔の仕事をする人たちです。

さて、これは「絵本の読み聞かせ&公園散歩」。
スタッフのバアバと一緒に、絵本を読んでくれました。

絵本を聞きにきてくれたのは、1歳から3歳ぐらいのチビッコたち。

ご本人も2歳の子どものママなので、和やかな雰囲気でしたよ。


こちらは、ヨシ刈り作業。

いっぱい刈り取ったぜ~。イエーィ!!


このヨシは、別のメンバーが葉落としをしてくれました。

奉仕体験の授業できてくれた高校生も一緒です。

おしゃべりしながらやっていたら、近くにお勤めのメンバーがお昼休みを利用して顔を出してくれました。

「はじめまして」「あら、ご近所ね」


今後は、サポーター活動に活かして貰うための学習会なども予定しています。
また、元海苔生産者から生のお話を聞く機会もたっぷり。


活動日が異なるので、他の方の活動内容や感想を知ることができるように、活動ノートを用意しました。

表紙もメンバーの手描きです。
かわいい~。

思わず手にとって見たくなるでしょ?






まだ活動が始まったばかりなので、お互いの顔もよくわかりません。
そこで、中には写真をコラージュしてみました。

メンバーに自由に感想や意見を記入して貰ったり、お互いにコメントをし合ったりして、活用してもらえるとうれしいな。
イラストもOKです!


メンバーは、随時募集中しております。
活動にご興味のある方は、館の窓口またはお電話でお問い合わせください。

(まこ)

2009年8月29日土曜日

ミュージアム・シアター・ワークショップ「大田海苔劇場」

8月15日・16日に、ミュージアム・シアター・ワークショップ(MTW)による「大田海苔劇場-人とまちと海をつなぐ-」が開催されました。

ミュージアム・シアター・ワークショップ(MTW)は、博物館の展示を即興演劇の手法で分かりやすく解説したり、見学する人たちとコミュニケーションしながら展示の内容を伝えていったりする活動です。

二日間ともたくさんの方々にお越しいただきました。ありがとうございます。

「第一部」は、一階の海苔つけ小屋の前で行いました。

現代の海苔のイメージを膨らませる言葉遊び、海苔道具を使った見立て遊びなど、子どもたちも楽しめるようなプログラムでした。
子どもたちもはち切れんばかりの笑顔で、「海苔といえば?」という連想ゲームに答え、即興パフォーマンスに見入っていました。



そして、「第二部」は二階展示室です。

最初は、海苔つけ小屋で流れている夫婦の会話を、実際に演劇仕立てで演じられます。
次に、観客の方々からの思い出話や質問などを織り交ぜ、もう一度、新たなストーリとして、演じられました。


「海苔の入った桶をかき混ぜるんだけど、この辺では『かき混ぜる』ことを『かんます』というんですよ」

地元の方から、こんなお話が出てきました。ストーリーは修正されて、即興で演じられます。

「とーちゃん!海苔の桶をよーくかんまして、もっと早く海苔つけないと、朝まで全部つけらんないよ!!」
おっと、どうやら、ここの家はカカア天下のお宅のようです。

でも、後から聞いたら、海苔の家ではカカア天下はいなかったそうな。

更に、「NPO法人海苔のふるさと会」の理事長の平林義正氏にのお話も飛び出しました。

ついに、観客席で見ていられなくなった平林氏、前に出てきて、パフォーマーの手ぬぐいに手をやりました。

「海苔やのほっかむりは、こうだよ!」

なるほど!
真冬の作業は、身も心も凍るほどの寒さ。
手ぬぐいひとつにも、職人の工夫があったんですね。

パフォーマーは、手ぬぐいを巻き直し、新たなストーリの展開です。

その後は、戦後の大森海苔の終焉のストーリーも演じられ、同じように観客の方とのやりとりで、新たなストーリーが生まれていきました。


笑いが起きたり、他の方のお話に感心したり、観客の皆さんもパフォーマンスに関わって楽しんでいただいたようです。
館に訪れる方々が、展示室でかつての海苔の時間を共有できた二日間でした。

2009年8月26日水曜日

ふるさとな一日

いいですね~

こんな感じ~

ふるさと館のまわりには、

ヒマワリや












ゴーヤ、















アサガオも咲き

                                                                                      

                                                                
                                                              


公園では、

滑り台や湿る草花の香り、












テントウムシをみながら


ついウトウトと・・
















さらに空も蒼く、


“ふるさと館” がハッキリみえ、












浜辺には

白い砂浜と

元海苔漁場が望めます。








                今日は“ふるさとな一日”

(たかはし)

2009年8月14日金曜日

アメリカ・セーラム市からの交換学生の訪問

Hello!
Everybody, How are you? I'm Mako.

We enjoyed the "Nori tuke" experience!!!!  hahahhahaha!!!!!


という訳で、先日、大田区の友好都市であるアメリカのセーラム市から来た交換学生が訪れました。
これまでにも、韓国、台湾、イタリアなどからの団体見学、アイルランド、フランス、エジプトなどからの個人見学など、Omori Nori Museumはとってもインターナショナルなんですよ。

Noriと言えば、少し前までは外国では黒い紙だとか言われて好まれませんでしたが、今ではSushiで有名なおいしい日本食材と理解していただいているようです。その他にも、Miso Soupで食べたなど、世界では日本食ブームなのだそうです。


さて、8名の高校生と2名の教員の方々にも、海苔つけを体験をレッツ、チャレンジ!してもらいました。
通訳の方はついていましたが、いざ、体験になるとそこは海苔職人。言葉の壁もハートでひとっ飛び。
「チャレンジ!」「セカンド?」「OK!!」「ベリー、グッド!!!」
と、おじさんたちも積極的にアメリカ人高校生たちに指導してくださっていました。

海苔のヌルヌルする感触にちょっとビビっていたり、途中で飽きちゃったり。
最後の海苔乾しで外に出たら、皆の視線は一斉に公園のローラー滑り台にくぎ付け~!!!

なーんだ。体は大人っぽくても、中身は日本と同じ普通の高校生でした。

乾しあがった海苔は、後日、ホスト・ファミリーの家に滞在しているみなさんの元へ届けられました。そこで、焼いて食べてもらったことでしょう。

日本を代表する味が、ここ大森の海から広まったということが、少しでも外国の学生さんの心の中に残ってもらえるとうれしいですね。

(まこ)