2011年9月6日火曜日

アサクサノリ生育観察事業   竹ヒビ揚げ作業・ヒビごさえ作業


写真に写っているほとんどのゴミは多摩川から海老取川を経由して、ふるさとの浜辺公園にたどり着いたおみやげです。
台風12号の影響はわたしたちの住む大田区にも爪痕を残していきました。




竹ヒビ引き揚げ作業について

先月11日に実施したアク抜き作業が終えるため、竹ヒビの引き揚げ作業をおこないました。
この竹ヒビの材料となる竹の枝に付着した通称ヌタと呼ばれるヘドロを海水で洗い落としている作業の様子です。




ヒビごさえ作業について

アゴと呼ばれる竹ヒビが海底から抜けなくなるようにするための作戦会議の一コマ。

「うちでは荒縄で縛るだけだった」

「いや、うちでは竹の枝を短く切ってそれをアゴに使っていた」などなど。

その家々によってやり方は千差万別。

今回のアゴ取付作業はシンプルに荒縄を針金で固定する方法に決定!!




既に海苔漁業の終焉から半世紀が経とうとしている今日。

元海苔生産者の方々の仕事振りに大変感銘を受ける瞬間があります。

それは黙々と仕事に向かうその姿です。





さらに仕事が進むにつれて、元海苔生産者同士で往時をふりかえる。

そのような元海苔生産者の方々の姿を見ていると微笑ましくも往時のご苦労が偲ばれる。




作業終了後、竹ヒビにはシートを掛けて、次回、ヒビ建て作業&支柱建て作業まで保管しています。


アサクサノリ生育観察事業から学ぶことがたくさんあることに改めて気づき、日々、驚かされている毎日です。



(高橋)