1、アク抜き作業
竹には油分が含まれているため、そのまま竹ヒビとして使うと海苔がつきにくいので、
竹を束ねて1ヶ月程度、海中に沈め油分を抜きます。
この作業を「竹のアク抜き作業」といいます。
完成!! 結果、元海苔生産者の方々のご指導のもと、完成させることができました。
2、せっころ落とし
昨年、使用していた竹ヒビには数多くの「せっころ」(フジツボ)が付着し、竹ヒビを建てるときに手を切ったり、海苔の付く場所が「せっころ」(フジツボ)に覆われてしまうので、あらかじめ「せっころ」(フジツボ)を取り除く作業を行います。その作業が「せっころ落とし」です。
今年4月にヒビ抜きをした竹ヒビに付着している「せっころ」(フジツボ類)を移植ゴテや元海苔生産者の方よりご寄贈頂きました「せっころ落とし」の専用道具を使い、元海苔生産者の方々は慣れた手つきでみるみるうちに「せっころ」(フジツボ類)を落としていきます。
竹ヒビを4か月近くも屋外で保管してあったので、指で触るだけでポロポロと落ちてしまいますが、手を切ることもあるので移植ゴテを使い「せっころ」(フジツボ類)を落とします。
他にも移植ゴテなどを使わずに竹ヒビを持ち上げ、更に大きく振りかぶって地面に叩きつけ、見る見るうちに「せっころ」(フジツボ類)が落ちますが、あまりにも強く、この作業を行うと竹ヒビの枝が折れてしまうため、海苔の付く枝までも折ってしまいます。そのため、ある程度のところで止めて、残りは移植ゴテや「せっころ落とし」の専用道具での手作業となります。
「アク抜き作業」ならびに「せっころ落とし」の両作業は同時進行で実施したため、約1時間程度で作業は終了しました。
作業終了後、「ふるさと館」に戻り、 早めの昼食を摂り、次回の作業日程について確認をしました。
<次回の作業予定>
9月2日(金) 竹ヒビ「引き揚げ作業」とヒビごさえ作業
10月26日(水) ヒビ建て&支柱建て作業
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