2009年12月18日金曜日

海苔の街を伝えていこう  街歩き編 ~3~

【貴船神社】
海苔とのつながりが多くみられる神社です。

その1つは「たてかた祭」「悪潮払い」

「海上安全祈願祭」などの祈願が

行われています。




2つ目は、「漁業納畢之碑(ぎょぎょうのうひつのひ)」です。

当時の海苔漁業者の海苔漁業に対する維持と発展に努めていた内容が

この石碑から読み取られることができる。

宮司さんからも直接、

お話しを伺うことができ

参加者も宮司さんのお話しに

聞き入る場面が見受けられ

ました。




また学生自身が下調べした内容を

参加者の方々にわかりやすく

理解していただくために

クイズ形式で問題を出す場面も

数多くみられました。







【厳正寺】
当時は海岸寺として開創され、

「正月を末代厳る(かざる)寺」という

意味を込めて厳正寺となりました。

また厳正寺では

東京都の無形民俗文化財に

指定されている「水止め舞」でも

知られ毎年7月には多くの見物客で賑わいをみせます。



私たちのNPO法人 海苔のふるさと会会長から厳正寺にまつわるお話しを

当時の海苔漁業を踏まえながら、わかりやすく丁寧にご説明をいただきました。

「もう少し聞いていたい」という参加者からの反応はとても感慨深いものでした。

「先祖に対する感謝の気持ちをいつも忘れずに持ち続けること」

言葉やブログ上では表現しきれない、その場にいた参加者のみなさまや

スタッフだけが 共有でき得る“空気”や“間合い”というものを強く感じた瞬間でした。

いま現代に生きるわたしたちが強く意識し、そして先祖のご苦労を忘れてはならないこと。

つまり“人間”であることの意味についてお話し頂けた、かけがえのない時間だったと思います。


先人のみなさまに恥じぬ仕事を、

いまこの瞬間から気持ちをひきしめて今後の業務に臨みたいと考えています。


(たかはし)

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