2009年12月18日金曜日

海苔の街を伝えていこう  街歩き編 ~Final~

【大森漁業共同組合跡(石碑)】
大森漁業共同組合跡地に

石碑が建立されました。

この石碑は

現在、大森第一小学校に

隣接する場所にあり、




明治14年、当時の漁業者たちに旧慣を見直す動機を与え組織することを提案し、

明治35年 大森漁業組合発足

昭和25年 都内最大の漁協である大森漁業協同組合発足



しかし羽田空港や東京オリンピック

開催に伴い埋立により

急激に海の汚染が進み、

海苔が採れなくなりました。

それによって漁業権を放棄せざる

負えず、

昭和37年大森海苔漁業に幕を下ろす

昭和40年大森漁業協同組合 解散

昭和42年漁業記念碑 建立
(漁業跡地)



この江戸時代から続く海苔養殖に

かかわる壮大な“時間”を

参加者や学生に懇切丁寧に

わかりやすく説明される姿に

大森の海苔の歴史の重さを

実感しました。




【大森第一小学校(資料室)】
さて、ゴール地点の

大森第一小学校の資料室です。

こちらの資料室には数多くの

海苔にまつわる当時の道具が

所狭しと並んでいます。

まるで博物館のようです。


当時の海苔漁師さんが使用されていたものに限りなく近いものだと伺いました。

さらに当時の海苔生産者の子どもたちは家事の手伝いをおこなうため

早朝5時から小学校に通っていました。



その時、小学生がみんなで

声を合わせて歌っていた

「朝学(ちょうがく)の歌」を

歌集を手にして参加者全員で合唱。





その後、資料室をあとにした

私たちは同校内の別会場に席を変え

参加者と学生が本日歩いて来た

道のりを振り返る時間に

あてました。



参加者からは数多くの惜しみない声

と共に海苔の歴史を振り返る

大切な時間を過ごせたと

数多くのご意見をいただけました。







また来年も海苔について参加者のみなさまと、そして若さ溢れる学生のみなさんと一緒に

楽しく学べる機会を持ちたいと考えております。



(たかはし)

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